amigos airplane

イラストレーター&DJ、小池アミイゴ(amigos koike)本人による活動記録。
作品やイラストレーションの仕事の紹介。
唄のためのイベント「our songs」 のインフォ。

プロフィール

カテゴリー

”カフェばか日誌”について

福岡のカフェsonesと東京に住んでいるボクとの往復書簡で生まれた作品です。
テキスト:木下恵深(sones)
イラスト:小池アミイゴ

最近の投稿

最近のコメント

過去の投稿

LINKS

記事検索

錦糸町、久米繊維工業さんへ


日本におけるTシャツの歴史は、錦糸町駅からほど近い場所、昔本所(ほんじょ)石原町と呼ばれた街、今は墨田区石原町に工場を構えた“久米繊維工業”から始まったのです。

そう、1950年台、Tシャツなんて言葉は無く、
「そんな下着姿で街を歩けるものか」なんて時代。

いや、世界中見回したってTシャツで歩いてた人なんていなく、
“下着”でなければ“労働服”なんて感じじゃなかったかな。

そんな時代に、ファッションとしてアウターTシャツを創り始めた久米繊維工業、
それは“魁”にして“穏やかな革命”でもあったのでしょう。

今やTシャツプリントでは世界をリードする存在の久米繊維工業、
この日「秘宝館」と呼んだ歴代のTシャツを陳列(堆積!?)している部屋を見せて頂き(撮影不可!)、
その莫大な量に腰を抜かすとともに、
日本人の胸元を飾ってきたキラ星のごときアイコンの数々、

VANだったりJUNだったりディオールだったり、

NISSANだったりHONDAだったり、

鹿島だったり浦和だったりFIFFAだったり!

それはそのまま戦後日本のファッションそのものようであり、
このTシャツを着たそれぞれの時代の人たちの誇らしい姿を想像するのは、
戦後の日本史のようでもあり、とても楽しいことなのでした。


久米繊維工業さんとは、去年あったTシャツデザインコンテストの審査でご一緒でした。

その際、かなり辛口のボク以上にズバズバ作品を批評していった久米繊維の代表以下スタッフのみなさん。

それは当たり前だね〜〜!

なんせこれだけの仕事の堆積。
それも、ギリギリまで突き詰めた仕事の精度の先にある堆積だもんな。

“雰囲気”でカッコいいもの作ってもすぐバレてしまう。

それでも時代はいつもしかめっ面して技術の研鑽をしてるだけでなく、
なにもかもひっくり返してしまうようなパッションで突き破られ、
その綻びから「時代が動いて」くるんだね。

研鑽を重ねてきた会社だからこそ、
「なんだこれ!」という、デザインを超えたナニかに出会いたかったんだろな、
なんて、今回の会社訪問で実感したのです。

だって“下着”で街を歩く事を始めた会社だもんな!


それからちょっと時間を頂いて、この会社の“今”の取り組みなども伺うことができました。

これがまた面白い!

Tシャツを使った数々のアートイベントや(意外やボクも同じようなことしてた!)、

オーガニックコットンからTシャツを作るのだけど、そもそもの木綿作りから農家と一緒に研究して、4年をかけて50枚くらいのTシャツを作ったとか、

墨田区をどんな街にしてゆきたいか、そんな熱い、しかしユル〜イ発想の数々だったり、
(これはcafe week的な発想とまるっきりダブって面白かった〜)

そんなこんなでボクも妙に盛り上がってしまい、
じゃあ、この会社のロビーでライブイベントしましょう!!
なんてね、

だって窓の外がこんな景観。


錦糸町、恐ろしい街の代名詞であったのです。



しかし、日本を代表するクラフトマンシップと人情溢れる街は、
今の時代にあって新鮮に感じられるはず。


そんな本所あたりもは只今大変化のまっただ中。
しばらくすると600メートルを超える電波塔も建ち、街はさらに大きく変わってゆくのです。


その前に、街場の人たちの知恵で良いものを残して行くアクション。
そんな事に関わったイラストなり音楽の仕事をやってゆきたいなあ〜、なんて思いました。

少なくとも、なんちゃらヒルズみたいなのはもういいしね。

| 2008.01.12 Saturday 15:53 | カフェばか紀行 |comments(0) | trackbacks(1) |

コメント










トラックバック

URL:

エール
先日の日記、久米繊維工業さんを訪れたことについて、 久米繊維工業の三代目さんが、ご自身のブログで紹介してくれました。 一言「テレるぜ、、」 なのですが、 ボクのようなチンピラの一言にも耳をすませてくださり、 次の発想に繋げて行く繊細さと行動力、
|amigos airplane|2008/01/19 6:37 PM|