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イラストレーター&DJ、小池アミイゴ(amigos koike)本人による活動記録。
作品やイラストレーションの仕事の紹介。
唄のためのイベント「our songs」 のインフォ。

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”カフェばか日誌”について

福岡のカフェsonesと東京に住んでいるボクとの往復書簡で生まれた作品です。
テキスト:木下恵深(sones)
イラスト:小池アミイゴ

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和田誠さんの展覧会、そして、


銀座の文藝春秋画廊で8日までです。
和田 誠“週刊文春表紙画展”

ぎりぎり間に合いました。

31年間、毎週描き続けた「週刊文春」のガッシュによる表紙の絵。

ザ・イラストレーション!です。

画集、値段も見ずに買いました。

たったの9950円でした。

31年前と今とがこれだけブレ無く新鮮である方、

困りましたね、、

ガツンとやられて腰砕けです。

腰が砕けても、
やっぱイラストレーション頑張るしかネエっす。。


今日は、銀座へ仕事の打ち合わせ。

某雑誌の扉ページやらカットやらのイラストレーションの依頼。

電話やメールでのコミュニケーションにどうもブレを感じたから、
「会いましょう」と提案。

そして、
「会って良かった〜!」って実感。

そんな当たり前に人と会って仕事をするってことが失われつつあります。

しかし“人と会って仕事する”
これはちょっと前、わずか10年ほどの前まで常識だったはず。

編集者の特権は人に会うこと

イラストレーターの特権は財布と足どりが軽やかなこと

オレは、そんなのを改めて取り戻したいと思ったよ。

編集者の顔つきや着ている服とか髪型とか、
その向こうにお金を出してくれる読者が見えると思いませんか?

面倒なヤツと思われてもね、やることやらなきゃだ。

少なくとも、和田さんの仕事には人の顔が見えたように思ったしね。

そんなガツンとやられた感じと、
ナニクソな気持ちで銀座を渡って有楽町から丸ノ内線で新宿御苑駅まで、

一瞬地上に顔を出す丸ノ内線の車窓から夕暮れ間近の四谷の景色。

なんだぁ?

突然思い立って途中下車。

ボクがまだセツモードセミナーの学生だった頃、
何度も訪れて風景画を描いた場所。

文藝春秋画廊で出会った和田誠さんの31年間や、
文藝春秋画廊で毎年展覧会をしていた恩師の長沢節先生や
セツモードセミナーのことが一気に押し寄せてきて、
心の臨界点を越えたのでしょう。


金は無くても永遠のように時間はあったあの頃。

しかしそれを懐かしむために地下鉄を降りたんじゃないよな。

ただ、あの頃から続いているものが心の真ん中を貫いて明日へ伸びてるんだよな。

「クソー、絵ぇヘタクソ過ぎるぜ、オレ、、」

そんな毒づき。

迎賓館の西欧風の門が描ききれぬまま、夜の暗さが忍び寄ってくる街。

今日はこれくらいにしよう、と画材を片付け振り返ると、
テールランプを赤く輝かせながら四谷駅方面に向かい並ぶ車の列、
その空気に溶け出しそうな甘味な色合いと街路樹のユリノキが作る構図の美しさ。

発見のヨロコビだよね。

日没までの30分、ただ夢中に描いた絵こそが“まぐれ傑作”

つま先から頭の毛の先っぽまで冷えきっても感じる心の火照り。

そんな恋の衝動にも似た経験の数々。

それが失われるはずもなく、ただ膨らんでゆき、さらに孤独であり、
しかし、世の中に対する“折り合い”も覚えてしまったぜ、ベイビー。


そんな“折り合い”は足げにして、
目的としていた画材屋まで3駅を歩いてみた。

先に逝った絵描きの仲間が
「こんなことばっかしてられねーよ」と相変わらずの台詞で
どこかで笑っているのが聞えたぜ。

クソー、いい絵、描かなきゃだ。

| 2009.01.07 Wednesday 04:38 | 雑記 |comments(6) | trackbacks(0) |

コメント

31年間、たったの9950円。
心に響きました。

アミイゴさんの絵を雑誌とか
いろんなところで見るたびに
いつか追いついてみたいなぁと思っています。
あたしもいつまでも描き続けていきたいと
思います!
人と会うことを恐れずに、
楽しむ気持ちを大切にして。
|TOSHIMITSU HARUKA|2009/01/07 7:17 PM|
>TOSHIMITSU HARUKAさん。
いやいや、オレなんか早くぶっち切ってしまってくださいよ!

毎日、毎日、ヘタクソ、ヘタクソ、とつぶやいて絵を描いてるよ。

くそー、がんばろな!!
|小池アミイゴ|2009/01/08 9:17 PM|
亡くなった絵描きの仲間の方は
あの方なんだろうか、、
と遅ればせながら、不安になっています。
まさか、Mさんなんだろうか。
どちらにせよ、アミイゴさんにとって先輩であった人が
この世からは、いなくなってしまったのですね。
|hisamizuot|2009/01/10 1:02 AM|
>hisamizuuotさん。
Mさん(?)ではないっすよ。

それから、先輩ではあるけれど、
先輩ってイメージじゃない人でした。

セツモードセミナーって場所のマジックでしょうが、
年齢はボクより下、
セツ入学はちょっと先、
イラストレーターという職業に対する意識はずっと上、
メチャクチャ無駄なエネルギーは、きっとオレの方が振り回していた、
酒を飲めばお互いタメ口だし、
意見が合わなければ言い争いにもなりました。

しかし、彼は亡くなったけど、
その頃の熱や作品そのものは生きてるんよ。
|小池アミイゴ|2009/01/10 2:43 PM|
そうなんですね、、。
そうですよね。
又こうやってアミイゴさんの中にもですね、、。
今度機会あれば、その方の仕事作品を見せて下さい。
|hisamizuuot|2009/01/11 2:50 AM|
>hisamizuotさん。
はい、ボチボチと。
|小池アミイゴ|2009/01/12 1:21 AM|










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